2学年では総合的な探究の時間において、企業インターンワークに取り組みました。これは有名企業が抱える課題の解決に向け、インターンとしてチームで取り組む学習です。
夏休みに夏季課題の一環として調査、検証を行い、2学期は調査結果に基づく話し合いを繰り返しました。そしてチームで考えた解決策を発表し、観点別に評価し合いました。更にクラス代表を決め、学年を7ブロックに分けて評価・投票を行い、高評価のブロック代表による決勝大会をオンラインで行いました。
決勝に勝ち進んだチームの発表は、まさに課題をジブンゴトとして捉え、真剣に解決を目指したものばかりでした。企業理念を深く理解した上で、自分達に出来ることは何かを考え続け、具体的に行動するところまで辿り着いたチームばかりでした。新商品を提案したチームでは、試作品を作り、試食会を開き、意見を集約する、という、まさに企業が行っていることを実践していました。また、キャラクターを開発する、データを提示する、パッケージデザインをするなど、解決策は多岐に渡りました。更に、事前に行った効果的なスライドの作成方法の学習が生かされ、分かりやすいスライドが多く、身振りや衣装などを工夫しているチームもありました。すべての発表の終了後、教室で視聴していた生徒により、Googleフォームで評価の投票が行われ、総合1位が選出されました。
1年次に行ったSDGsの学習を通して、課題解決の難しさ、行動することの大切さを認識していた生徒たちは、自分の意見を出すことや周囲の意見に耳を傾けながら考察を深化させるということを、教員の働きかけが無くても、自然に、能動的に実践しており、とても頼もしく感じました。
この後はいよいよ修学旅行に向け、SDGsと関連した課題解決型の事前学習に取り組み、2年間の探究学習のゴールを迎えます。この経験が、生徒の皆さんの人生設計に繋がることを願っています。